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正しいレポート・論文の書き方 入門編

はじめに

大学などの授業の課題で最も多いものがレポート課題です。
字数やテーマは多種多様ですが、いずれも「自分で調べた内容を分かりやすく相手(教官)に伝える」という能力は、社会に出ても必須の能力だと思いませんか?
ただ単位を取るために、字数を稼ごうとWikipediaなどのウェブサイトからコピペしたり、とにかく提出できればいいから、と体裁も何も気にせず読みにくいレポートを書いたり、という無意味なことはやめて、自分の将来のために意識を変えてみませんか?

1行に句読点1つ以上

Wordでは、標準設定(フォントサイズ10.5pt)だと1行に全角で約40文字が入ります。
レポートや論文などの学術的な文章の場合、内容も専門的で難しくなるうえ、どうしても1文が長くなります。
まったく息継ぎや間を入れずに続く話が聞きにくいのと同じように、難しい内容の文章に句読点がまったく入らないと、読み手も内容を理解しにくく、読むのに疲れてしまいます。
最低でも1行に句読点を1つは入れて、読み手に理解しやすい文章を書くように心がけましょう。
参考:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』(星海社新書)

見出しをつける

だらだらと文章を書くよりは、見出しをつけて文章を区切ることで、「今何の話をしているのか」ということを読み手に理解してもらった方が、読み手にとっても内容に集中することができます。
理想としては、見出しを並べて読むだけで文章全体が大体どのような話をしているのか分かると良いですね。

ヘッダーフッター

レポートや論文の内容には直接関係はありませんが、ページのヘッダーやフッターの体裁を整えるのも、「見栄えの良いレポート」を作る上では重要です。
ヘッダーにはレポートのタイトルや項目名を入れたり、フッターにはページ数を入れると、統一感のあるレポートとなり、「他のレポートとは違うな」という印象を与えられるでしょう。

ヘッダーフッター
 こんな風に、レジュメやレポートの上端に薄い字が書いてあるの、見たことありませんか??

引用の明示

文献やウェブサイトを引用する際は、盗用と間違えられないように「どこからどこまでが引用部であるのか」をしっかりと示す必要があります。 もちろん脚注か文末に、引用文献としてそれらを列記することも忘れてはいけません。
これらはレポート・論文作成の際の当然のルールなので、怠ってしまうとせっかく書いたレポートの信用が失われてしまうのです。

ソースのとりかた

最新のテーマについてレポートなどを書くときには、速報性に優れるインターネット上の記事などをソース(情報元)とすることも多くなるかもしれません。
ただしインターネット上の情報は信ぴょう性に欠けるものも多いため、できるだけ信ぴょう性のあるソースを探すことと、1つのレポートについて最低1つは本や論文のソースを探した方が良いでしょう。
(ちなみに、Wikipediaのような誰でも編集できるサイトは情報元としてはあまり好ましくないです・・・)

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