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かっこいいプレゼンの仕方 応用編

はじめに

入門編である程度、プレゼンの基本は理解できたでしょうか?
とは言っても、大事なのはプレゼンのテクニックというよりもむしろ心構えです。
「聞き手に伝えたいことがある」という熱意が、プレゼンを成功させるための何よりのカギであることを忘れないようにしましょう!

アイコンタクト・そのまま読み上げない

配布資料やスライドだけを見て、聞き手に目を向けないプレゼンターを大学などでよく見ますが、聞き手の目を見ることで、聞き手に「自分に向かって話してくれている」という印象を持たせることができます。
そうすると聞き手も内容に興味を持ってくれるようになり、有意義なプレゼンとなるでしょう。また、聞き手を眠くさせないためには、資料やスライドをそのまま読み上げるプレゼンも当然NGです。

言葉の選び方、専門用語・相手のレベルを見極める

話すテーマ・話す相手によって使う言葉や表現は変える必要があります。相手が教授などの専門家であれば、専門用語を多く使っても理解してもらえるでしょう。
しかし、単なる授業で、調べてきたことを他の学生という「素人」相手に話す際には、相手が何の知識も持っていないと考えて、できるだけ分かりやすく話す必要があります。繰り返しになりますが、相手に理解・納得してもらわなければプレゼンの意味はないのです。

事例を挙げる・数字

何を話すにせよ、最後に一番説得力があるのは数字やデータです。いくらもっともらしいことを話しても、それに根拠がなければただの詐欺師ですよね(笑)。
逆にいえば、プレゼンにおいては抽象的な話ばかりするのではなく、具体例や実際のデータを根拠として示すことで、あなたの主張は魅力も説得力も増すのです!

悪い例 矢印 良い例
事例を挙げる 悪い例 事例を挙げる 良い例
言いたいことは分かるけれど、何か説得力がない・・・ データに基づいた主張をすることで、説得力もバッチリ!

グラフを使うときはわかりやすく

データを示す時にはしばしばグラフを使いますが、そのグラフが何を示しているのかをはっきりさせておく必要があります。 具体的には、軸ラベルを表示し、凡例なども見えやすい大きさのフォントに調整しておくべきでしょう。

悪い例 矢印 良い例
グラフを使うとき 悪い例 グラフを使うとき 良い例
縦軸が何を表しているのか分からないし、
軸の数字も見にくい・・・
軸ラベルもついて、軸の数字も大きくなって
分かりやすくなりました!



悪い例 矢印 良い例
グラフを使うとき 悪い例 グラフを使うとき 良い例
どの色がどの国に対応してるの??? グラフの設定を変えるだけで、
グラフの分かりやすさはガラッと変わります。

不要な情報入れない、資料に回す

プレゼンにおいては、自分の主張に関係のないことや、反論の根拠になることを話す必要はありません。スライドにおいても、自分の示したいデータだけを載せれば、他のデータは載せる必要はありません。
ただし、より深い内容や、実験などの詳細のデータを知りたい、という聞き手のために、参考資料として完全なデータを載せておく必要はあるでしょう。