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グラフの正しい使い方 グラフの使い分け方

はじめに

グラフは膨大なデータをまとめ、視覚的に分かりやすくするための魅力的なツールですが、一方で、正しく使わなければ相手に情報が伝わらないばかりか、誤解を生むおそれもあります。
基本的なグラフ数種類の特徴・使い方をしっかり理解し、レポートやスライド作成に役立てましょう!

棒グラフ

2つ以上の項目で、データの大小や時間ごとの増減を比較するのに使います。 例としては、都道府県別のデータであったり、年ごとの生産量や利用者量の増減が表せます。
より多くの情報を伝えるために、積み上げ棒グラフや、100%積み上げ棒グラフなどの特殊なものが使われる場合もあります。

棒グラフ

折れ線グラフ

1つのデータが増加するとき、それにともなって、もう1つのデータがどう変化するか、 ということを表すのに向いています。
例としては国別の輸出量の変化などによく使われます。
折れ線なので、複数の項目が時系列でどのように変化していくかを一度に表すことができます。

折れ線グラフ

円グラフ

全体に含まれる各項目がそれぞれどのくらいの比率、シェアを占めているのかを表すときに使います。
例としては意識調査など、量よりも割合を強調したいときに効果的です。 全体の量を表すのには不向きですが、複数の円グラフを並べる際には、円グラフの大きさを変えるなどの工夫で全体量の差を表すこともできます!

円グラフ

帯グラフ

帯グラフは、長さをそろえた棒を並べ、棒の中にそれぞれのデータの割合を示し、全体に対する各部分の割合や、相互の関係を示すグラフです。
例としては年代別アンケート結果などによく使われます。円グラフも割合や比率を表すグラフですが、帯グラフは縦に並べて示せるので、それぞれの項目の年ごとの推移を示すことができます。

帯グラフ

散布図

2つの値を縦軸、横軸にとってどのような分布になっているかを示すグラフです。
例としては身長と体重など、関連性のある2つの値を取ると効果的です。 項目間の関連性や相関関係を見るときに有効で、Excelでは相関係数も簡単に求めることができます。

散布図