2012年MOS世界学生大会が終わって1ヶ月半後の2012年9月、
ワード2007部門で世界第2位に輝いた、横浜国立大学4年 星野 亜衣 さんにインタビューをしました。
インタビュアー: なべさん
最後までやり遂げる
まずはMOS世界学生大会に関しての質問なのですが、学生大会に挑戦したいと思った理由は何ですか。 学生最後に何か大きいことをやり遂げたいなと思ったため、応募しました。大学の授業でオフィスが使えなかった悔しさから、取得を決めたMOSでしたが、せっかく取得したのなら最後までやってやろうと思ったんです。 大会挑戦のなかでつらかったことはありますか。 私が所属している研究室は忙しかったので、学業とMOSの勉強の両立が大変でした。 どのように工夫しましたか? 本当はテキストを買って、じっくり勉強したかったのですが、そのような時間もありませんでした。私はいきなりワードを開いて、機能をひたすら調べるというか、自分で使ってみて、「あっ、ここはこういう風に使うのか」と、教科書をではなくて、ワードを実際に触って覚えて行きました。 2位に輝いた時の感想をお願いします。 一言で言うと信じられなかったです。とても驚きました。試験が終わった直後は、「結構勉強した割 には、あー出来なかったな」という思いがありました。自分の中では良くても5位、6位に入ればいいなと思って表彰式に臨んだんですよ。3位から名前が呼ばれて表彰されるのですが、3位の時点で名前が呼ばれなかったので、「もうないだろうな」と思いました。それに対して、悔しいというよりも、「やっぱそうか」という気持ちでした。そこで2位に呼ばれた時は、驚きで何も信じられないという気持ちになり、自然と涙が出てきました。 |
星野さん(横浜国立大学にて)
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学生大会で人生観が変わった
少し話は変わるのですが、学生大会の開催地であるアメリカに行ってみてどうでしたか。 人生観が変わりました。学生という立場での海外の学生との交流や、ラスベガスという場所、大会のプログラムや大会に参加したこと自体すべてが、人生観が変わったというか、視野が広がった出来事でした。 どのように人生観や価値観が変わったのでしょうか。 視野が広がったなと思います。今までは視野が狭かったというか、割と大学も何事もなく勉強してすごしてきて、今年も普通に研究室で研究して卒業するのだなと思っていました。 学生大会を終えてみて1カ月が経ちますが、感想をお願いします。 すごく楽しかったなという感じです。すごくいい経験ができました。学生の間に、こういう経験ができたことに対して、ありがたいなという気持ちが強いですね。 新聞等に取り上げられることも多い星野さんですが、メディアを通して学生に伝えたいことなどありますか。 MOSを受験した学生さんに対しては、世界大会を知って、とりあえず応募して、チャレンジしてほしいという思いがあります。 |
2012年
ワード2007部門第2位の賞状 |
知ってて得なことしかない
ここからは資格や将来のことについてお話を聞かせていただきます はい、わかりました。 現在、パソコンのスキルと学業の関係についてどのようにお考えですか。 私は理系なのですが、エクセルも、ワードもパワーポイントも学業の一環として絶対に使うものなので、知ってて損はないというか、得なことしかないですよね。とても授業に生かされています。 将来的にはどのようにパソコンのスキルと仕事がどのようにかかわっていくと思いますか。 私は就職が決まっているのが技術系です。たとえば事務系ならばワードやエクセルを直接使う機会があったと思いますが、私はもしかしたら直接使う機会は無いのかなと思っています。 |
2012年
ワード2007部門第2位のメダル |
広くアンテナを張る
今後のキャリアプランを教えてください。 私はすごく仕事をしたいです。今多くの女の人 仕事をしているじゃないですか。私もバリバリ仕事をしたいなと思っていて、その中でも日本にとどまらず海外に出て仕事ができる、キャリアウーマンになりたいと思っています。 そのためにどのようなことを心がけますか。 広くアンテナを張ることですね。今やることに閉じこもらず、いろんなことに興味を持って挑戦しています。ネットワーク関連の仕事もできるようにと、CCNAと呼ばれる資格の勉強もしています。 |
メダルをかじる星野さん
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まとめ
星野さんは学校の授業での悔しさからMOSを取得し、さらにはMOS世界学生大会に出場、世界第2位まで上り詰めました。彼女をここまでさせたのは "好奇心旺盛"の為だと思います。彼女の言葉に変えるならば、「広くアンテナを張る」ということです。どのようなことにも関心・興味を持ち、まずは挑戦してみるのです。
大学生は、サークル、バイト等の日々のルーチンワークに毎日追われがちで目標を見失ってしまうことが多々あります。大学生が星野さんのように大成するには常に将来を見据え"アンテナ"を広く張って、何にでも挑戦する事がひとつのカギとなりそうです。
みなさんも、まずはMOSの受験から、世界への扉を開いてみませんか。