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制作会社

インタビュアー: えりぴょん

1週間の流れ

実物はもっとイケメンです

すいません今日はお時間いただいて!

いえいえ、木曜日は割と暇なんで!

木曜日は暇って、どういう風に働いているんですか?

月曜日にオンエア担当で毎週月曜日の放送を担当しているから、金土日が忙しい。

あー、なるほど。

木曜日はまだネタが決まらないんだよね。あまり早く動けないっていう仕事だからね。

じゃぁ、月曜日に仕事が終わったら、火曜日がお休み?

火水が休み。そういうローテーション。

なるほど! だからこないだ平日に表参道で見られていたんですか!!

そうそう! 確かあの日も火水のどっちかだったはず! それ以外は街には行けないからね。

やっぱり忙しいですか?

忙しいよー。

イメージしているのって、私、姉の仕事をしている姿を小さいころからずっと見てきているので短期集中の忙しさみたいなイメージがあるんですよ。オンエア前日は徹夜して、ネタが決まる前はいろいろとネタを探してっていうイメージがあるんですけど。実際はそれで当たってますか?

そうそう。本当そんな感じ。お姉さんに対するイメージで当たってるよ。徹夜するよ。うちの番組だったら、担当曜日の前日は徹夜になるね。そこはつらいよね、体力的に。気持ちは慣れるけど。でも普通に他の仕事をしている人に、週1徹夜だよって言うと「えーー」って言われるね。俺の中では当たり前になっているけどね。

今ADをされていますけど、前日にならないと自分が番組の何を担当するのかわからないってことはないんですか?

あるよ。いきなり言われたりして驚くことが多いよ。特集とかになると特に。今だったらオリンピック(取材時8月)だから柔道とか言われても知識ないしさ。歌舞伎とか言われても分からないじゃん。

確かに。知識が増えますね。

本当だよね。この仕事をしてから本当にたくさんの知識が身に付いたよ。情報番組だからなんでもありだよ。新しく起きたことをとにかく追いかけることが大切だね。視聴者もそれを望んでいるからね。

この業界を選んだ理由

実物はもっともっとイケメンです

どうしてこの仕事に就こうと思ったんですか?

この仕事はテレビはまぁ、もちろん好きだったというのもあるし…学生の時に思っていたのはスーツ着て働きたくなかったのがある。なんかね、スーツ着るとなんかこう、ガッチリしちゃうから、そういうのが嫌だっていうぬるい考えもあった。

それが今現実になって…

そうそう、現実になってこういったラフな感じ。きつい、しんどいかもしれないけど、動いていることが好きだから。楽しそうっていうイメージもあった。

へ~。どういうところを主に受けていたんですか?

制作できるところを中心に見ていたかな。意外と制作会社ってあまり知られていないんだよね。知名度ないから。働き始めて、こういう制作会社もあるんだなって思うぐらい調べが甘かったかな。知らない会社があるっていう時点で就活に対する考えは甘かったかな。

なんで今の制作会社を選んだんですか?

えーっとねぇ、番組を作るんだったら制作会社しかないと思っていたからかな。局員になるっていうとレベルが高いし、制作会社に入ればできるっていう考えだね。

じゃぁ、色々な制作会社が集まって番組を作っているっていう感じですか? 制作会社によってやり方が違ったり、内容が多少は違ったりするんですか?

一緒だね。番組に入っちゃえばどこも一緒。多少はあるけど、例えば新聞コーナーはこの会社、スタジオオンエア班はこの会社っていうくらいはあるけど大きな違いはないね。

学生生活中になにかテレビ業界と繋がることはありましたか?

俺はね、内定をもらった今の会社で内定をもらった後にバイトしてた。6月くらいから半年ちょっとバイトして、そのままお昼の番組に入ったって感じ。やる気がすごいあったしその時は。

そのときは? 笑

今よりあったと思うよ。一番やる気があったのは1年目だと思う。どんな仕事でもやります、新人ですから! って感じ。1年目は大変だったよ。いまだったらやりたくない仕事がいっぱいあったもん。今思えばしょうもない仕事だけど、最初のころはがむしゃらにやったね。

へー。私もそういう心意気で社会へ出ます。

1年目はそういう心意気があると思う。前説とかやってたよ。生放送前にお客さんの前で説明したり、笑わせたり…そういう仕事からスタートだったよ最初は。

へー! まったくイメージがないですね。

本当はね、俺もそういうキャラじゃないし、やりたくなかったけどその時は頑張ってたよ。

1年目で一番印象に残っていることってありますか? 大変だったこととか。楽しかったこととか。

1年目はねぇ、初めてやった番組でずっとオンエア班にいて毎日のオンエアをADとしてスタジオでフリップを渡したり、色々とチェックをしたりして、生放送の現場じゃん、いきなり。普通のADはVTRの素材を出したりお弁当を頼んだりっていうのが仕事なんだけど、いきなり生放送のスタジオで仕事をさせてもらったことかな。

印象に残っていることと今後について

魚釣れました。仕事が忙しくてもプライベートを大切にしています。

今後、違うジャンルに行きたいって考えはありますか?

そうだねぇ。スポーツの企画の番組とか、日曜日の夕方にやっているような番組。長い時間映像が流れているような番組。企画やらないと編集にあまり力がつかないよってよくまわりから言われるからやってみたいね。けど、このままずっと昼やってそうな気がする笑

昼のプロフェッショナルですね笑 いまの番組は好きですか?

うん、好きだよ。なんか、ブレてないから好き。主婦向けでとにかく最新のものに全力でくらいつく感じがいい。主婦向けが好きかっていわれたらまったくそうではないけれど、しっかりと固まった軸があるからね。一緒に働いているメンバーも好き。働いていて楽しいよ。

仕事に飽きたりしないんですか?

飽きることもあるよ。素材を集めるとか、俺の立場ではそういう仕事ばかりで、仕方ないんだけれど…、けどロケとかに行くのは楽しいよ。映像を撮るっていうのはテレビっぽい仕事だよね。もともとある映像を使うっていうのも良いんだけど、自分が撮った映像は愛着が湧くよね。それが一番魅力だし、テンション上がるよね。

大変そうですけど、楽しそうですね。けど、それが一番わかりますよね。テレビを作っているっていうのが。今まで仕事をしてきた中で一番思い出になったお仕事ってありますか?

アバンっていうコーナーの見所を紹介する30秒ぐらいの映像があるんだけど、それを上司にいきなりやってみない?って言われてやることになったことかな。ミーティングのときにいきなり言われたから驚いたよ。

へー。なんか大変そう。

大変だよ。30秒って短いようで長いし。その映像で視聴率が変わるって言っても過言じゃないよ。面白くないとCM中に他の番組に視聴者が切り替える可能性もあるからね。最初の頃は一生懸命書いて、上司に持っていっても赤ペンがびっちり入って返ってきたのを覚えているよ。けど段々慣れてきて赤が減ってきたのは嬉しかったよ。アバンって本当に大切なものだから、俺みたいなのが作るなんて早々ないことだし。そういう仕事を回してくれた上司には感謝しているね。

やりたいと思っていたことが小さくても出来たんだから、力が付きますよね。って、もうこんなに話していたんですね! すみませんお仕事中にお時間を取っていただいて。今日はありがとうございました!

こちらこそありがとう! また街中で見かけたら今度は声をかけるよ! 笑

<まとめ>
話を聞いているだけでも仕事内容がハードだという印象を強く受けました。制作会社に入った理由は面白くても、入ってからはしっかりとやりたいこと、自分が今やることを明確にしています。そういうことを思うきっかけは人によって違うかもしれませんが、周りのだれかがきっかけを与えてくれて大きなチャンスになることもあるようです。今後の活躍を期待しています!